概要

グラウンドアンカー

グラウンドアンカーとは、地すべり土塊の地山や構造物にプレストレス(=事前に加える抵抗力)を与えて、それらの安定化対策に用いるものです。外力がアンカーのプレストレスを超えない限り、地すべり地山や構造物の変位をゼロに保ちます。

法面安定対策の例
抵抗方向が外力とほぼ同方向であり、経済的に抵抗力を付加できる合理性があります。
用途

のり面の安定や、港湾構造物・建築物などを補強するための工法です。

部材

アンカー材は、頭部・自由長・アンカー体の3部材で構成されます。

引張材

テンドン(tendon)とも呼び、PC鋼より線を主に用います。



適用事例

土木 のり面・斜面対策

のり面・斜面が自重や地下水の力で崩れ落ちないように、グラウンドアンカーを設置します。

切土のり面の安定化切土のり面の安定化
湛水斜面の安定対策湛水斜面の安定対策
大規模地すべりの抑止大規模地すべりの抑止

土木 橋梁下部工・ダム・半地下構造物

グラウンドアンカーは橋梁やダムに使われています。橋梁は100年間の耐久性を要求されており、EHDアンカーは同じように100年の耐久性があります。

橋台の耐震化橋台の耐震化
山岳橋台の安定化山岳橋台の安定化
ダムの耐震化ダムの耐震化
半地下構造物の浮力対策半地下構造物の浮力対策

港湾・海洋 岸壁構造物・防波堤・防潮堤・風力発電構造物

グラウンドアンカーは港湾構造物・海洋構造物の対策に使用されています。

ブロック岸壁の耐震化ブロック岸壁の耐震化
嵩上げ岸壁の耐震化嵩上げ岸壁の耐震化
ケーソン岸壁の耐震化ケーソン岸壁の耐震化
防潮堤の機能強化防潮堤の機能強化
防波堤の機能強化防波堤の機能強化
風力発電の安定対策(柱状型)風力発電の安定対策

(柱状型)

風力発電の安定対策(ジャケット型)風力発電の安定対策

(ジャケット型)

風力発電の安定対策(ジャケットクロス型)風力発電の安定対策

(ジャケットクロス型)

建築 ビル・マンション建築物・塔屋

高層建築物は用地の有効利用の観点から、鉛直のグラウンドアンカーを用いて補強されます。

建築物の耐震化建築物の耐震化
レーダー塔の耐震化レーダー塔の耐震化

製品例

EHDアンカー

EHD

EHDアンカーは、高い耐食性のエポキシ樹脂を充填・被覆し、被覆厚 400μm以上かつピンホールゼロの付着型ECFストランド(土木学会指針)を使用して、構造物対策用途として供用100年以上の超高耐久性を有します。

アンカーキャップの接続部・アンカー頭部止水具の接続部・自由長とアンカー体の境界という3接続部は、水圧1.0MPa(水深100m)の耐水圧性という超水密性を確保しています。アンカー力の増減調整は最大級であり、さらに目視管理型のヘッドキャップの採用によって内部状況を可視化でき、維持管理性に優れます

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KPアンカー

KP

KPアンカーは、アンカー体部をKPシースにより覆ったカプセルタイプのアンカー工法で、簡素な構造でありながら水密性付着特性に優れています。

本製品の活用により維持管理が容易となり、品質・施工性・ライフサイクルを含めた経済性の向上が見込めます。

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