

日本にグラウンドアンカーが導入され50年が経過し、グラウンドアンカーの老朽化による性能低下が確認されています。
これらのグラウンドアンカーの多くは1988年に改訂された「グラウンドアンカー設計・施工基準 (JGS:D1-88)」以前に施工された「旧タイプアンカー」であり、現在のアンカー(ランクA)に比べると防食性能に問題があります。
そのため、旧タイプアンカーを点検・調査し、現在のアンカー(ランクA)と同等の防食性能まで対策する技術が求められています。
概要
旧タイプアンカー補修による維持管理
テンドン破断原因の90%以上はアンカー頭部および頭部背面だといわれており、下図①②にあたるその部分を補修することで旧タイプアンカーの延命化対策・耐久性向上対策・補修と補強が可能です。